「新しい環境に慣れていく」ということ
4月に入って子どもの保育園がスタートしました。今は「慣らし保育」といって保育園に慣れるために短時間預けて様子見しています。
その流れの中で新しい環境にチャレンジするって大事なんだなーとしみじみ思うのです。
うちの場合、首がすわるタイミングで都内に戻ってきたので、その頃から仕事のためにファミリーサポートという地域の家庭に子どもを預かってもらう制度やキッズラインというシッターサービスを使って子どもを預ける生活が続いてました。
ファミリーサポートの預け先は大家族で、お爺ちゃん、お婆ちゃんに小学生の甥っ子、姪っ子と賑やかです。
うちの子はみんなに可愛がってもらい、とたんに懐きました。
シッターさんも良い縁に恵まれて息子はとても懐き、来てもらうと手をパタパタさせて喜んでます。
誰にでも愛想よく、懐っこく、扱いやすい。
それが今までの感覚で、だから保育園も楽勝だと思っていたのですが、、
実際に預けてみると、やはり今までと違うようです。
保育園は集団生活で、他の子どもたちが沢山いる中の1人です。
今までみたいにマンツーマンで面倒を見てもらえるわけでない。
そのため保育園が始まってから一気に息子が甘えん坊になりました。
保育園で満たされない甘えたい気持ち、自分だけを見てほしい気持ち、母子の間にある絶対の安心感を強く求めてきてる感覚です。
「新しい環境」は母としても、不安がありましたし、今まで後追いもせず、私がいなくても平然としていた息子が途端に甘えるようになって「おお」と思いましたが、なるほど人間はこうやって成長するんだなと感慨深いです。
「母子の深い結びつき」は他者との関係があるからこそ成り立つのかも、と思います。
そして、集団の中の1人を経験するからこそ、個の自分を自覚したり、主張が生まれるのかも。
それらは環境の変化に応じて得られるものなんですよね。
人を作り上げるのは持って生まれた性質、個性と環境、そして経験。
親としては、なるべく良い環境を与えていきたいと思うけれど、それより大事なのは、どんな環境の変化にも適応して、そこで得られるものを吸収して育つことなのかな?と思ったりします。
人生は与えられたカードでどう戦うか。
親は条件の良い強いカードを子どもに持たせるより、手持ちのカードで戦うことを教えていく必要があるんじゃないかなと。
今は新しい環境に本人が頑張って慣れる訓練中なので「頑張ったね!偉いね」と褒めながら小さな一歩を見守ろうと思います。
子育てを通じて、発見したこと、思うことを引き続き、このブログに綴っていきたいなと思います😊