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MISOJI MATSURIを終えて

厳密には3ヶ月もない、だけど濃い時間だった。

MISOJI MATSURIの話を聞いたとき、単純に面白そうだなーと思った。ちょうど該当する85世代だし、開催も地元の横浜。
参加はもちろんするし、何か手伝うことがあればぜひぜひー♪そんな軽いノリで代表 真鍋の紹介を受けた。

が、しかし

実際そこで聞いた話はとんでもなく厳しい状況で、頭の中に何となく浮かべてたサークルのりと真逆の、今にも沈みかけそうな船の舵に真鍋が必死にしがみついて、乗組員全員を生きて帰そうと踏んばるデッド オア アライブだった。

資金も集客も、まずい状況。
(真鍋個人の人脈で希望がちらつくくらい)

後ろ盾も実績もなんもない団体が初年に1000人、同い年だけを集める。それは確かに相当なハードル。

その状況を聞いた時、対岸の火事にできなかったのは真鍋がどれだけの決意をしてこのイベントに向き合ってるかがすぐに理解できたから。

そもそも、この無茶なイベントは元々の発起人が真鍋ではなかった。

真鍋はむしろ巻き込まれた側の人間で、本来ならば沈みかけの船の舵取りなどしないで、救命ボートで早々脱出しておかしくない立場だった。
それなのに逃げるどころか、あえて代表を引き受けたという。

1000人規模のイベントを開催まで残り3ヶ月を切るタイミングで引き受ける(しかもこの時点ではチケットがまだ心許ない数しか売れていなかった)
その決断は、重い。

特に経営者やフリーランスにとって大きなイベントに挑めば挑むほど、万が一の時の反動は大きい。
勝てば官軍、負ければ賊軍。
それが分かったからこそ、その心意気天晴れだと思った。

「がっつり関わってほしい」と言われて二つ返事で受けて、その2日後に会議に出て、4日後には周りの経営者の三十路たちを真鍋に繋いだ。

すごいクリエイティブチームがすでに揃ってる。
代表は信用できる、あとはwebや数字に強くてこのイベントに共感できる人が集まってくれれば!
そんな気持ちで、沈みかけの船に知り合いを乗せるという暴挙に出た。
そして私も周りを巻き込むからには、赤になれば痛み分け。真鍋が石投げられるときは私も一緒に石を投げられよう、と覚悟した。

加わった時は不安しかなかったけれど、人が人を巻き込む連鎖が見事に生まれて

数字に強い仲間が加わって計画を立て直し、求心力のある仲間が多くの人に発信してボランティアメンバーを集めた。

さらに、同い年が冠スポンサーを引き受けてくれた事で一気に勢いついた。

「これ、もしかするといけるんじゃないか」そんな期待がどんどん生まれ、元々のメンバーもみんな各自のポジションに専念できるようになっていった。
次から次に良い仲間が加わり、気づけば開催直前に最高のチームが完成。


そして迎えた当日。

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1062人が一斉に
乾杯する、あの景色は一生忘れないと思う。

あの会場の空気
たくさんの人たちが仲良く語らい
盛り上がって楽しそうに笑う姿。
あんな壁のないイベント他に知らない。

思い描いていた以上の光景が広がっていた。

知ってる人、知らない人、会場で目があった沢山の人から「ありがとう」と声をかけられた。

ああ、沈みかけたあの船は、ちゃんと目指していた港にたどり着いたんだと、胸が熱くなった。

運営メンバーは、みんな凄く凄く頑張った。
その殆んどが眠れず、ふらふらになって
死人が出るんじゃないかと本当に心配になった。

ギリギリまで集客に不安もあって、胃がキリキリした。

そんな過酷な中で、あらゆる分野のプロフェッショナルが自分たちの出来る事を余す事なく全力でやりきり、発信し続け、自分たちの30年を形にしたのが、このMISOJI MATSURI。

素晴らしいイベントの主催を担えて幸せだと思う。
良い友達に巡り合えて嬉しいし、沢山の同世代の仕事や生き方を垣間見れたことは経験としても財産。

そして何より、
本当に真鍋はよく頑張った!

あのプレッシャーに耐えて
色んな人達の板挟みの中で悩んで
泣きたいだろうに、逃げたいだろうに
いつもみんなの前で明るく振る舞って。

属性の違う、個性豊かなメンバーたちをまとめる労力、決断していく不安に苛まれながら、本当によく頑張ったと思う。

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MISOJI MATSURIは終わったけれど、このイベントの目的は文化の創造。

1986-1987世代に引き継いでもらわないと
私たちの生み出したものが
ただのお祭り騒ぎになってしまう。

そうならないために、やらなくてはならないことが沢山ある。

せっかくなら引き続き真鍋とMISOJI MATSURIにとことん付き合おうと思う。

彼女の言葉を借りるなら、フラれない限り。笑

真鍋、巻き込んでくれてありがとう。

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